December
今日の夜、厳密には昨日だ。
日付を跨いでしまうことが日常になった。
15くらいの歳の頃から日常になった。
昨日の20時ごろから降り始めた雨。
日付が跨いだ午前2時になっても降り止まない。
雨が夜更け過ぎに全部雪へと変わればいいのに。
変わったところでそれもまた迷惑なんだけど
なんだか雪なら許せる気がする。
街を歩くとクリスマスソングがどこかしらから
聴こえてくる。
相変わらずのジングルベルだ。
クリスマスソングは永遠のポップソングだと思う。
みんなハッピーな気持ちになる。
彼女or彼氏がいない人の気持ち考えろとか言うけど
いてもいなくてもクリスマスを楽しめばいい。
チキン頬張ってサンタクロースになればいい。
夜中に友達とラインしていて
既読無視や長時間既読がつかないと
寝落ちしたのかセックスしているのかを
考える。
そこで出た想像の答えを合わせるつもりも
なんの意味も持たせることもないけど。
「意味ないじゃん」と言われるのが嫌いだ。
そんなこと初めから分かってたはずだ。
生まれてきたことに意味なんてないじゃん
と返したい。
僕がカツ丼にマヨネーズをかけることも
意味ないじゃん。
うんこじゃん、全部。
ごめんなさいって言葉は時々
すごく冷たく突っ撥ねた言葉になる。
謝るってことは大切だけど
大切なりに慎重に使うべき言葉だと思う。
ありがとうって言葉はいつも
すごく温かく素敵な言葉になる
感謝の気持ちを伝えることは
大切だし伝えていくべき言葉だと思う。
"感謝"って字は
感じる謝るって書くんだけど
不思議だなって思ったよ。
調べる気はないよ。
この世のすべては不正解と正解で
完璧なことなんてないんだね。
みんな人間としての人生は1回目(だと思う)
やっぱり間違ったりかっこ悪かったりします。
とにかく今日は最低な1日でした。
雨がすべてを流してくれることを信じて
今日も眠りましょう。
最北端の音楽 GALILEO GALILEI
今日はGALILEO GALILEIというバンドについて、ほぼ主観で書いてみたいと思う。
もちろん歴史上の偉人のことではない。
メンバーはボーカルとギターの尾崎雄貴とその弟でドラムの尾崎和樹、ベースの佐孝仁司の3人からなる若手バンドである。メンバーそれぞれが担当する楽器を交換したり、打ち込みやシンセなどを活用する幅広い音楽性と多才ぶりを感じる。
何度も脱退や加入を繰り返したが、最終的には初期メンバーである3人に落ち着いた。
全員が北海道の最北端、稚内出身。音楽性からも寒い北の大地の壮大な景色が想起される。
10代限定のオーディションである閃光ライオットの初代グランプリに選ばれ、見事ソニーミュージックよりデビューを果たした。
当時ボーカルの尾崎雄貴と佐孝仁司は17歳、弟の和樹に関しては15歳だった。
当時は4人組バンドでポストBUMP OF CHICKENなんて呼ばれ方もしていた。
そんな彼らが2016年10月11日に活動終了することを発表した。
始まりからずっと見てきた自分としては寂しい気持ちでならない。
彼らの音楽に関して書きたい気持ちが湧いたので紹介します。
この曲で閃光ライオットでグランプリを獲って、彼らの音楽が始まった曲。
粗削りで単調な曲だけど、いつ聴いても青臭い気持ちになってしまう曲だ。
中学生の頃に、塾の帰り道でたまたま寄ったCD屋で、たまたま閃光ライオットのCDを見つけて、横にいた友達がたまたま彼らを知っていたから買っただけの出会いなのに10年近く経つ今聴いても色褪せずに感じれる音楽があるっていうのは素敵なことだと思う。最近一期一会の素晴らしさに感動する毎日。
メジャーデビューミニアルバム『ハマナスの花』に収録されている言わば隠れ名曲だと思う。メジャーデビューのタイミングで後々にやっていきたい音楽の方向性をこの時点で曲にできているということに、今遡ってみて素直に驚くしとにかくいい曲です。さわやかで耳障りの良いリフと北欧のパワーポップを思わせるようで、また女声コーラスとのツインボーカルになっているところが素敵ですね。
このミニアルバムは個人的にも思い入れがあって、ちょうど自分が高校入学のタイミングで発売になって、友人関係とかがリセットされて友達がなかなかできずに1人で1時間以上かけて学校の登下校しているときに何度もリピートして聴いてた。このアルバムの曲に背中を押されて毎日を乗り切れたし、勝手に彼らが「ここまで来い」と言っているような気がして、バンドを始めようと思えたアルバムだった。
もしこれがダウンロードで表題曲だけ買っていたらこんな出会いはなかった。
邦題の『星を落とす』
こうして海外のファンなのかこっちのファンなのか、はたまたレーベル関係者か本人かは知らないけど、海外の人向けに訳して紹介していることが嬉しい。
この曲は今でもライブの最後の定番の曲で、映画のエンドロールのような曲。聴き終わると水から上がったような気持ちになる、それはこの曲が収録された『Portal』というアルバムを通して聴いたときにも感じるものだ。
このアルバムを買った次の日に教室で頭を打ち、記憶障害になり救急車で運ばれたのは私の話だ。次の日、目が覚めて自分の机の上にあったこのアルバムを見つけ、「誰が買ってくれたの・・・」となったのを覚えている。無論、自分で買ったのだ。前の日に聴いた記憶はなく、ワクワクして初めて聴いてみると、なぜか初めて聴いた気がしない。実に不思議な感覚だった。例えるならば、思い出せそうで思い出せないむず痒い感覚に似ているかもしれない。
ただ、このアルバムはJROCKの歴史に残ってもおかしくはないほどの名作だと思っている。ただセールスも伸びず、デビュー時のようなプッシュもこの時にはしてもらうことができなかった。『あの花』の主題歌になった『青い栞』も入っているというのに・・・。いろんな人にもっとオススメしていきたいアルバムだ。
そして、GALILEO GALILEIとして最後のフルアルバムになるであろう
『Sea And The Darkness』から。
『台風のノルダ』の主題歌になったこの曲。初めて聴いたのはライブハウスだった。
オーディエンスは最初から最後までステージに見入っていて、誰一人動かず、動いたのは心だけのまさに圧巻のステージだった。彼らが終了宣言をしたときに一番惜しいなあと感じたのが、この曲をどデカいスタジアムで演奏しているところを観ることができないことだ。こんなスタジアム級のアンセム曲を日本のバンドで聴いたのは久しぶりな気がした。日本のドンルクになるといっても過言じゃないと思っている。
彼らの楽曲のいいところは、日本のロックと海外のロックのいいとこどりをしたような音楽性だ。きっと今の音楽シーンに多大な影響を及ぼしていると思っている。ただどうしてもっと売れなかったのか不思議でならないし、悔しく思ってしまう。
GALILEO GALILEIというバンドはデビューしてから音楽性がどんどん変化し、どんどん進化した一番のバンドだろうと思っている。
閃光ライオットでグランプリを獲ったとき、ネット上では出来レース、やらせなどと騒がれた。でもこうしてたくさんの名曲を作り続けた。人の人生を豊かにし、誰かの思い出になり、一生消えない音楽になった。
まだ10月の武道館でのラストライブまで活動は続くし、ベストアルバムも出るので終わりではないが、
彼らの今後の活動を楽しみにしながら、これからも聞き続けたいと思う。
ハローグッバイ